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植物育成と肥料について

アプタスの栄養テクノロジー ─ アプタスのアプローチ

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「アプタスのアプローチ」とは、植物栽培者らの生産、栽培を高める手助けになる、高品質で均一な製品や教育を提供することです。アプタスのアプローチは、宿主(植物)、害虫、環境問題のための予防的方法論に基づいています。簡単に言うと、問題となってしまう前に、問題を回避するのです。

「アプタスのアプローチ」は、自然な方法を採用しています。自然の法則に従って、昔からの自然メカニズムに立ち戻るというものです。つまり、土壌や植物の修復です。アプタスは、バイオレメディエーション(生物による環境修復技術)、植物に対する刺激、適切な栄養素を組み合わせたものです。

真の植物栄養素 TRUE PLANT NUTRITION

植物が栄養素を吸収する方法、栄養素と栄養素の生物学的利用能との相互作用は、広く誤解されています。 現代の植物栄養体系は、化学実験のように扱われています。あらゆる種類の栄養化合物(特に、窒素、リン、カリウム塩)や予防剤(農薬、殺菌剤、殺虫剤)が植物のまわりに撒かれます。適切な化学薬品があれば、結果が得られることでしょう。 しかし、自然の教えに従えば、化学物質をベースにした栄養素や農薬を使用しても、今ある植物に関する問題を解決するのに十分であるとは言えません。基本的に、化学物質を加えれば、それだけ問題も発生するのです。

なぜかと言うと、化学物質をベースにした栄養素だと、植物による栄養摂取に不均衡が生じるからです。 化学肥料は植物中のpHを下げやすく、これにより、害虫や真菌病に対する耐性が下がってしまいます。化学肥料や害虫剤も、生育培地中の微生物の数を極端に減少させます。その結果、培地や無機化活性が貧弱になり、植物に対する刺激が少なくなってしまうのです。 これらの問題を解決するため、栄養摂取シーケンシング、栄養素相互作用、栄養素の生物学的利用能についてもっと理解する必要があります。

予防vs.修復=よりよい結果

  • 1. 適切な時に、適切な量を、適切な方法で補給する。
  • 2. 自然が望むことは、均衡が取れていることと、適度であること。
  • 3. 肥料「混合物」から不均衡な補給を行うと、生育培地中に未知の問題が発生する。

植物の発育段階 STAGES IN PLANT DEVELOPMENT

植物の発育段階は、それぞれ異なっており、それぞれに特徴があります。 最初の段階として、根が出て、これが生長し、花を咲かせます。さらに細かく分類すると、根が出て、これが生長し、芽を出し、開花し、実をつけ、花芽が分化し、成熟します。生長を最大限に高めるため、各段階において、特定の均衡が取れた栄養素やミネラルの摂取が求められます。 植物の栄養補給がうまくいっていない場合、多くの植物栽培者らは、誤った発育段階において生長「促進剤」を補給しています。

これらの吸収されなかったミネラルが生育培地中に沈殿し、微生物やその他のミネラルと相互に作用を及ぼし合い、多くの場合、欠乏や肥料焼けが生じます。 植物は、それぞれわずかに異なっています。ホウレンソウなどの葉の多い緑色植物が必要とする栄養素と、リンゴの木が必要とする栄養素は、全く違います。植物栽培者らは、すべての問題を解決する「特効薬」を求めますが、自然界に特効薬などないのです。

植物の発育段階

収穫量に悪影響を及ぼす、よくある過ち

多くの植物栽培者らは、開花段階において、リン系促進剤やカリウム系促進剤を撒きます。これにより、栄養摂取に重大な問題が生じ、収穫量、品質が下がってしまいます。ほとんどの植物の場合、生長期と開花初期は、少量のカリウムさえ与えれば十分なのです。カリウムを必要とするのは、熟成・成熟期(開花後期)です。

吸収されずに残り、生育培地中に沈殿したカリウムは、窒素、カルシウム、マグネシウムを「押し出し」ます。これらが、よく見られる欠乏です。植物栽培者らは、自然の法則を配慮し、適切な発育段階において正しく均衡の取れた栄養を補給することで、これらの問題を回避することができます。

栄養素の拮抗作用 NUTRIENT ANTAGONISM

特定の栄養素がどのようにして相互に作用し合うのかを理解することが重要です。これらの相互作用を理解していないと、欠乏を改善しようとして特定の栄養素を過剰に補給するかもしれません。 すべての欠乏の原因が、栄養素の不足というわけではないのです!例えば、カルシウム欠乏が起こっているとき、カルシウム濃度が低いことが要因であると診断される場合もあれば、高濃度の硝酸塩が存在していることが要因になっている場合もあります。硝酸塩がカルシウムを「押し出し」、吸収が阻害されるのです。

そういうわけで、硝酸塩を多く含む無機態窒素ではなく、有機態窒素を使用するべきです。現代の合成肥料の多くの主な含有物は、硝酸塩、またはその他塩ベースの窒素となっています。

縁腐れ、栄養素の拮抗作用、植物の生長不良を起こすよくある原因は、肥料塩です。 栄養素の拮抗作用を見ると、特定の成分を過剰投与することにより、どのようにして肥料焼けを起こしたり、他の栄養素に取り代わるのかが分かります。以下の表は、成分の相互作用を示したものです。栄養素の拮抗作用について理解すれば、欠乏や毒性の診断は、より難しくなりますが、最終的に、より正確な診断を行うことができます。

真の問題点を見つけるために

過剰となった成分 通常影響(作用)を受ける栄養素
窒素カリウム、カルシウム
カリウム窒素、カルシウム、マグネシウム
リン亜鉛、鉄、銅
カルシウムホウ素、マグネシウム、リン
マグネシウムカルシウム、カリウム
マンガン
マンガン鉄、モリブデン、マグネシウム
モリブデン、鉄、マンガン、亜鉛
亜鉛鉄、マンガン
モリブデン銅、鉄
ナトリウムカリウム、カルシウム、マグネシウム
アルミニウムリン
アンモニウム・イオンカルシウム、銅
硫黄モリブデン

上記の表は、植物にミネラル欠乏または毒性の兆候が見られた場合に、真の問題点を見つけるための参照ガイドとして使用してください。

リンが過剰となった場合は、リンが植物により多くの窒素を運び、栄養素が不均衡な状態になります。同時に、亜鉛、鉄、銅が制限されます。培地中の栄養素を均衡が取れた状態にすることで、最適の栄養が実現します。

これらの問題は、植物栽培者が、さまざまな会社の種々の製品の中から独自の「特別な」栄養法を創り出そうとする場合に起こりがちです。植物栽培者が科学に長けていない限り、過剰投与、特定の栄養素の欠乏を引き起こします。

植物は、あっという間に欠乏や肥料焼けを起こし、その結果、収穫量、品質が下がってしまいます。均衡の取れた、高品質で、よくまとめられた栄養体系を使用すれば、植物の持つ遺伝子的潜在能力を最大限に高めることができます。

  • 1. 栄養素の拮抗作用について理解すれば、より正確な診断を行い、問題を回避することができる。
  • 2. ほとんどの栄養素は、通常相互に作用を及ぼし合うが、必ずしもそうとは限らない。シーケンシングの最初の部分を壊せば、残りの部分も壊れてしまう。最初の部分を修復すれば、残りの部分はうまく運んでいく。
  • 3. 何か問題がある場合、最初から始める。
  • 4. アプタスは、3つの核となる自然に基づくテクノロジーを活用している。これにより、生物学的利用能や輸送を最適化し、問題を回避することができる。

生化学的シーケンシング BIOCHEMICAL SEQUENCING

植物には一定の生化学的栄養摂取シーケンシングがあるということを理解することが重要です。これは、ホウ素から始まり、これが活発に働き、新たな生長の場で植物全体に糖を送り込みます。根圏内の新たな生長の場で、植物が、培地内に糖を浸出させます。これらの糖が微生物のエサになります。

そして、風化の助けを借りて、ケイ酸塩を、ケイ化と呼ばれるプロセスを経て、生物学的に利用可能なケイ酸に変換させます。ケイ酸は、植物のカルシウム・窒素・マグネシウム・リン・カリウム摂取量を調節してくれます。

生化学的シーケンシング

上記のプロセスでは、微生物、風化、土壌の浸食が必要となります。着実な変換を実現しようとする場合、屋内栽培では、基本的に十分な時間がなく、屋外の環境では、基本的に既定の微生物が存在していません。生長を最大限に高めるには、補給することが必要となります。

屋内栽培でよくある栄養上の問題として、カルシウム欠乏が挙げられます。なぜかと言うと、カルシウムは、肥料養生法でよく使用される多くのその他ミネラルと相互に作用を及ぼし合うからです。加えて、カルシウムに対する拮抗作用は、過剰な窒素・カリウム・アンモニアをベースとした化合物によく見られます。

上記の表を見ると、カルシウムはシーケンシングの最初に近いことが分かります。

カルシウム摂取が制限される場合、その他すべての栄養素の摂取、利用可能性に影響が出ます。カルシウム欠乏についてその他の問題が多数ありますが、後ほど取り上げます。 カルシウムの利用可能性と摂取を高める最善の方法(アミノ酸とのキレート化を除く)の1つとして、ケイ酸の形でケイ素濃度を最適化することが挙げられます。

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